こんにちは!
当ブログ「ランプ照らす」の案内人、ラテです。
最近、3年生の子どもの数人から、こんな声が聞こえてきました。
「算数ってやだ!計算苦手だもん。」
「めんどくさいし~。なんでさんすうなんかやるんだろぅ。計算機使いたいよ~」
そうね、3年生から急に算数も大変になるよね!
少数や、分数も入るし、計算は桁が多くなって来るしね。
おまけに単位の「デシリットル」なんて、普段は聞かないコトバだよね。
子どもたちが「なに、それ?!!」と思うのもうなずけます。
算数の勉強はこどもたちのなかに「むずかしさの印象」だけを残して、先に走っていく感じかな~。
ちょっと意地悪で、冷たい感じもするようです。
やはり子供たちにとっては、算数ってあまり身近に感じられないんですね。
「でも、算数ってホントは生活に身近だし、面白いんだけどな~」と思っている【ラテ】は、
なんとかこどもの算数への興味を引き出したいと、ひそかな作戦を立てています。
「計算苦手さんを算数好きにさせる作戦」
それは 図形に興味を持たせる こと
図形を描こう
図形(平面)への導入 点つなぎ
そんな風に算数が苦手でブツクサ不満を言う子も「点つなぎ」は大好き!
補習教室のブレイクタイムに「これ、やる?」と見せると、「わー、やりたい、やりたい!」と大騒ぎになります。
何の形かすぐにわかっても、やりながらリラックスした表情で楽しそうです。
子ども用の点つなぎでは、月刊誌も出ています。
また、点つなぎの塗り絵も月刊誌で出ていました。
詳しくはアマゾンのサイトで。↓↓
点つなぎが大好きな子供たちの勢いにヒントを得て 次は「かたち」図形の方にも挑戦!!。
点描視写 平面から開始、対称図形、さらに立体視写へ
3年生あたりから、図形もただの形あそびではなく、コンパスの使い方や、角度や、用語の習得がメインになっていきます。
それも大事ですが、もっと遊び体験でさんすうを感じてほしいなと思うので、
増やしていくのは 点描視写
点つなぎに非常に近いのですが、実はこれ、視機能のトレーニングにもなるんです!
単純な線のみの物から、子どもの好きな動物・食べ物・乗り物 を書くものもあります。
すぐにやりたがる子もいます。
他のことでは飽きっぽい子も、案外この点描視写(点描写)は気にいるらしく、集中する時間が長いです。
「もっとやりたい!」と言う子が多いので、1度にやり過ぎないようにしてください。
こういう点描写が得意な子、やりたがる子はおそらく視覚からの情報収集が得意かもしれません。
また、平面の点描視写から、線対称や点対称にも進んでいけます。
学校の授業で「対称」を習うのは高学年ですが、「対称」という言葉は知らなくても。楽しむならばOK.
また、子どもによっては立体が描ける方が、より好きな子もいます。
立体視写をいくつもマネして描いているうちに、立体の書き方が得意になってしまった子がいます。
なお、点描視写の場合は、基本的には定規などは使わずに、丁寧にゆっくりフリーハンドで書くことが一番です。
なかにはどうしても「まっすぐな線は定規がなくちゃダメ!」というお子さんもいます。
こういう子には、慣れてから「今度は、定規なしでもじょうずに書けるか、やって見ようか。」と誘ってください。
立体を体験する
「カタミノ」
紙と鉛筆の作業ではなく、もっと体感覚で楽しんでほしい時には、こちらの「カタミノ」がお勧め!!
テトリスに近い要素がありますが、こちらは立体で見本の形を完成させます。
簡単そうに見えても慣れないと難しい…。
おうちの皆でワイワイ言いながら挑戦するのも良し。
または、一人で挑戦するのもいいですよ。
子どもたちは、パーツのブロックをいじっているうちに、何気なく作ってしまう。
やはり、発想が柔軟なんでしょうか。うらやましい!!
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「マグフォーマ―」
マグフォーマ―は、名前を聞いたことがある方が多いかもしれませんね。
平面や立体を組み立てて遊ぶものですが、絵で見ておわかりのように、各パーツの淵(辺の部分)にマグネットが入っており、
面はくりぬかれています。
そのため、自由に形を組み合わせることができます。
ボーネルンド マグ・フォーマー (MAGFORMERS) ベーシックセット62ピース MF701007J 新品価格 |
これは正規版だから、かなり高めですね。
三角形×20 ,四角形×30, 五角形×12 が入っています。
でも、車輪や台形など多彩なパーツがある方が、やはり楽しめます。
お子さんが夢中になると、結局少しずつ買い足すことになりそうです。
磁石が勝手にくっつくので、小さな子でも面白がって遊びます。
ガイドブックには2歳からと書かれていますが、本当に楽しめるのは、やはり小学生かな~。
どの子も初めは、「わ~。くっついた!」と磁石の力に喜びます。
そのうちに、ガイドブックを見ながら、マネし始めてるようです。
ただし、注意していただきたいのは、仕組みに磁石を使っていること。
ともかく磁気の影響を受けやすい物の近くには、おかないようにしてくださいね!!
クレカやICカードがダメージを受けると大変ですからね。
ちょっと正規版は高すぎるなぁとお思いの方はこちらもあります。
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いずれも大きめのパーツなので、誤飲とかの心配はなさそうです。
ただし、すぐに他のパーツ(車輪とか)も欲しくなりそう。
毎年少しずつ買い足すのがいいかもしれませんね。
積み木系ゲームに挑戦
積み木といっても、見本通りに作るのは、案外難しいんですよ。
見本には難易度別の課題があるので、大人でも難易度の高いもので、楽しめます。
時間計測すると、対戦にもなりますね。
まずは初心者向けがこちら
「図形キューブ積み木」
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つみき 赤・青・黄・緑・オレンジ/各10個(計50個/2.5×2.5×2.5cm)が、この中身です。
幼児向けとありますが、見本カードに従って作っていくためには、集中力も必要です。
立体の後ろ側/裏(隠れた部分)を考えることが、苦手な子もいます。
こういうもので体験しておくと、この先、いろいろな立体の問題が出てきた時も、体験済みなのできちんと考えられるようになります。
もし立体の問題でわからない時には、このキューブを組み立てながら、考えることもできますしね。
「賢人パズル」
『キューブはおこちゃまっぽいからヤダ!』
『もう少し難しいのがやりたい!』
というお子さんには 賢人パズル がいいですね。↓↓
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こちらはネーミング(=賢人!)どおり、結構手ごわい見本カードもありますので、ご用心!!
「カタミノ」と同じように、様々な形のブロックパーツを組み合わせます。
異なるのは、「カタミノ」が平面での作成だったのに対して、
こちらの「賢人パズル」は完全な立体を完成させるというところでしょう。
試しに私も挑戦したのですが、完成させるのにけっこう時間がかかってしまいました。
このパズルも、もしかしたら、大人の方が夢中になるかもしれませんね。
『どうせなら、球体も作ってみたい』という子もいるはず。
そんな発想の豊かなお子さんには、こちらはいかがですか?
「挿して繋げて! 2D&3D 図形を作ろう 算数教材」
「教材」と言う名前がカタいイメージですが、文字どおり、挿したり繋げたりして立体を作り上げます。
立体創作の自由度は、マグフォーマーにちかいかもしれません。
ただし、これでは角も作るようですよ。
授業で出てくる「角」「辺」なんて言葉がピンと来ない子も、これならバッチリでしょう!
小さいお子さんにはパーツを誤飲することもあるので、3年生ぐらいから上の子にお勧めします。
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見本カードは英語で書かれていますが、パーツの数もきちんと書いてあるので、
見ながらできますよ。
「ねぇ、なんて書いてあるの?」
「どれどれ、見せてごらん」
と、ここで英文の説明を通訳すれば、親のすごさを見せつけてあげる機会ですよ!!
これは、かなり大きくなっても遊べそうです。
ちょっと科学っぽい感じも、案外男の子には受けそうですね。
(原子模型を想像してしまうのは、私だけでしょうか…)
「うちの子、ゲームには夢中になるんだけど…」とお嘆きのお母さんに見てほしいのが次にご紹介する
素早さと正確さのゲーム「アイ・トラックス」
瞬間視対戦ゲーム アイ・トラックス
ラーニング・リソーシーズ 瞬間視対戦ゲーム アイ・トラックス LNR9279 新品価格 |
競うのが大好きなお子さんには、これもおすすめです。
対戦型なので、お母さん、お父さんは覚悟してくださいね!
一見すると迷路のようなものですが、平面図を見ながら、立体に置いていくので、かなり面白い!
カードを目で見て正しいルートを見つけ出し、選択
⇒⇒ 手元のブロックで立体として正確に表現(置く)
スタートからゴールまでには、ダミーの横道がたくさんあります。
このゲーム、ルートを見つけてからの配置が案外引っかかりやすいのです。
見本カードの上に置けばやり易いのですが、対戦の場合は見本への直置きはNGとなっています。
それぞれ、自分の手元でスティックの長さや置き方(接地面の確認)に注意をして、ルートを作り上げます。
あわてると、この置き方にうっかりミスが出やすいので、
絶対に≪最終確認は念入りにすべし!≫です。
対戦方法は、2名の真ん中に見本カードを置き、同時に開始します。
正確にそして早く置き終わった人が勝ちです。
難易度が高くなるとダミーの線が増えるので、ミスを誘発しやすくなっています。
うっかりミスの多い子、見直しせずに終わらせてしまうような子には、案外効果的だと思います。
なにしろ、注意深くないのは負けにつながりますからね!
対戦ゲームで見直しの習慣がつけば、すごくうれしいこと。
だから、おうちの方もめんどくさがらずに、お子さんに付き合ってあげてください。
たぶん、大人もはまること、間違いなし!
私もすごく面白かったですから!(^^)!
(実はこれが今、私の一番おすすめのゲームです!)
配置すッるときには結構細かい作業があるので(パーツは案外細いです)、集中力も必要になります。
まとめ
いかがでしたか?
図形に触れて楽しむことは、この先の算数⇒数学の世界にも親しみが持てるようになります。
ただし、決して無理強いはしないでくださいね。
もしも、せっかく買ったのにお子さんがあまり関心を示さなくても、がっかりしないで!
この際、大人が思いっきり楽しみましょう。
楽しそうに遊んでいれば、そのうち子供も興味を示しますよ。
だって大人だけが楽しく遊んでいるのに、なんだか自分が損した気がするはずです。
その時がちょうどよいタイミングだと思ってください。
まだまだ、かわいい小学生です。
この頭も体も柔軟な時期に、おうちでもできる新しい体験が、子どもを育てます。
興味や関心を広げてあげるのは、習い事をふやすのではなく、
おうちで触れる機会を持つ ことではないでしょうか。
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