今回も、特別支援教育の現場でも使われているゲームのご紹介です。
ご家庭でも手軽に遊べるので、次のようなお子さんのおうちにお勧めです。
- ゲーム機ばかりいじっている子
- 「考える」ことをめんどくさがる子
- 気持ちの切り替えが難しい子
- 勝ち負けにこだわる子
ゲームの効用
実は 家族でゲームをすることによって、上のようなお子さんに変化を起こすことがあるんです。
不思議でしょ!でも、実際には納得のいく理由があるんですよ。
学習や勉強と言う言葉を聞くだけで、拒絶反が出てしまう子供もいますが、
ゲームとなると俄然目が輝いてきます。本人は勝つ気満々なんですね!
こんなこどもの「やる気」を生かさない理由はない!!
それに、こどもの素直な感情や性格の一面もよく見えるんです。
例えば、周りを気遣うしぐさや、譲り合うシーン、などを素直に出してくれます。
また、普段は見せない真剣な表情で、ゲームの戦略を考える場面も見えます。
これも、「考える力」ですよね!
ここで、おうちの人がすかさず 良い行動を褒める
「偉いね!」
「おー、優しいな~!」「かっこいいぞ!」
「すごーい、そんな方法があったんだ。ぜんぜん気づかなかったよ。」
なかには自分の方がゲームに夢中になってしまうお父さんもいるようですが(^^;
参加する大人のうち、一人でもこういう声掛けをしてくれると、
子どもたちはもっと家族でゲームすることが楽しくなりますよね!!
「またみんなでやろうよ!」「一緒にゲームしたい!」
こんな声が子どもから出てきたら、作戦大成功です。
今回は「ブロックス・シリーズ」をご紹介しますね。!(^^)!
ブロックスの紹介
以前より「ブロックス」はよく知られているゲームです。
子どもたちに聞くと、学童や放課後の遊び場などでも置いてあるところがあるそうです。
小さな四角を基に、1~5の組み合わさった形が1ピース(駒)になります。
透明な4色が揃っていますが、同色には同じ形のピースはありません。
自分の色のピース同士で「 角を合わせる 」「領土(陣地)を広げる」
これが、このゲームの基本ルールです。
いたってシンプルなルールなのですが、私には案外難しくて、いつもビリになります。
どうやら他のゲームの癖でついつい、面を合わせることを考えがちなんです。
他の色のピースとは面を接することはできますが、自分のピース同士では面を合わせることはできません。
子どもたちと一緒にプレーしていると、かたちに強い子がまごまごしている私にそっと耳打ち。
「いいところがあるよ、教えてあげるね」とサポートしてくれます。
「勝つためのヒントは、変な形のピース(角が多い)は先に使うといいんだよ!」
なんて優しいんでしょ!!
自信があることには、他の人にも優しくなれるんですよね。
「ブロックス」4色
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初めてやる人には☝普通のブロックスをお勧めします。
4色なので、4人で遊べます。
小さなパーツも有るので、保管には注意してください。
専用の箱を作ってその中にしまうのもいいですよ。
子どもがゲームをお願いした時には
準備と片付けもセットにして役目を与えるのも、とてもいいことです。
また、褒めてあげる機会も増えますしね!!
「ブロックス・デュオ」
黒&白の2色です!新しい2人対戦用のブロックス
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ふつうの4色タイプでは、プレーヤーが二人しかいない時には、
一人で2色を受け持ったり、色を減らしたりしていました。
でも、この ブロックス・デュオ ならば対戦型で遊べます。
色も白と黒の2色なので、「 オセロやリバーシみたいでちょっと大人っぽいのがいい」 と言う子もいます。
ルールは同じです。
相手の陣地に割り込んでいくのも、結構おもしろかったりしますよ。
さらに進化形?ブロックス・トライゴン
基本の形が△(三角形)になって、より面白くなったのがこちらの
「ブロックス・トライゴン」
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三角と言うことは角も三つになるので、さらに複雑になりそうですね。
まだ、このゲームは試していませんが、大人もはまること間違えありません。
そういえば、かなり昔、私の実家で「トライオミノス」というゲームを楽しんでいました。
今回も探してみたのですが、残念ながら消滅?!してしまったみたいです。
この「トライミノス」はいわばドミノの三角バージョンといったものでした。
ドミノよりは複雑な展開になったのを記憶しています。
だからたぶん、ブロックス・トライゴン も当然おもしろいはず!!
私もぜひやってみようと思います。
まとめ
「ブロックス」は空間把握が必要になるゲームです。
陣地を拡大するためには、どのように広げて行くかを考えることがカギになります。
しかし、相手もピースを置くので、考えていた案が阻止されることもあります。
すぐに気持ちを切り替えることで、新しい展開方法を探す必要 が出てきます。
こうして、ゲームをしながら空間認知能力が育っていきます。
ついでに図形に関して興味を持ったり、「面」「直角」「多角形」「辺」とか言う言葉を使えるようになれば、
まさに一石二鳥ですね。
このブログでなぜ「ゲーム」を扱うのか、もう一度お伝えします。
ゲームを家庭ですることによって、様々な相乗効果があるからです。
子どもは家族で遊ぶ楽しさを知り、ゲームのルールに従うことを自然に学びます。
大人や親は、いつの間にか子供が身に着けていたスキルや能力を知ることができ、
子どもの成長を実感できます。
そして一番の効果は 親子関係
「家族がみんなでたのしいひと時を過ごす」こと
これが、あしたのこどものやる気につながります。
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